【09.08.14】 最近の新聞から

分権と道州制の議論

道州制の導入は、単に「都道府県の再編」ではありません。道州制のねらいは、国の仕事を外交・軍事・司法などに限定し、社会保障や福祉などの行政サービスは地方に押しつけ、自立自助の名で住民負担に切り替えることです。それは、「住民自治の本旨」を投げ捨てて、自治体を財界・大企業のための開発政策や産業政策の道具に変えてしまおうというものです。
選挙でも争点の一つです。

年金から住民税を天引き 10月開始  高齢者ら怒り

住民税天引きの対象となるのは、個人住民税を納税する65歳以上の公的年金受給者。
これまで住民税は、年4回にわけて、役所や銀行に出向いて納める方法(「普通徴収」)がとられていました。しかし、今年度10月から支給される年金から勝手に天引き(「特別徴収」)されることになります。(今年度は3回、2010年度から6回)
「年金生活者にとっては、年金は生活費そのもの。介護保険料、後期高齢者保険料に続き、住民税まで天引きするとは、あまりにも安易だ。取りはぐれのないようにと考える為政者の意図がありありだ」
日本共産党は、住民税の天引きについては、「『天引き』の強制をやめさせ、各人の希望で普通徴収に変更できるように」(総選挙政策)と主張しています。

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