【09.07.18】 市議団ニュース作成中

6月定例議会の報告

星野公平の記事
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星野公平議員の一般質問

今議会は、児玉悦子議員が病気療養のため60分の質問時間(通常1人45分)を貰い、「福祉問題」「指定管理者制度」「教育問題」「下水道料金の値上げ問題」等について質問をしました。

餓死事件  生活保護の見直しを

★「福祉問題」については「桑名市地域福祉計画」について質しながら、今回の餓死事件は事故なのか事件なのか問い、桑名の生活保護の現状と「餓死問題」に対する市長(生活保護の実施責任者である)の見解を求めました。当局はすでに終わったものだと考えているようですが、更に情報を公開し、問題点を明らかにして、解決策を探って行かなければないと主張しました。現体制と考えられる問題点についても問いました。ケースワーカーが国の基準から一人不足していることも明らかになってきました。
【市長の答弁】心からお悔やみ申し上げる。最近の経済不況で生活保護行政を取り巻く環境も厳しい。再発防止にむけ取組を指示した。
【星野議員の見解】単なる対症療法ではなく、生活保護行政の原点に立ち返って市の体制から見直す必要がある。当然、情報公開も大切だ。
 また介護保険については、4月からの保険料の改定、新しい認定制度の対応について質し、「地域包括支援センター」の役割の周知を求めました。
★「指定管理者制度」については、今年度から導入された公園の管理や市民プールの安全性について質しました。公園は管理が行き届いてなく、いつまでも草が茫茫と茂っており公園の態をなしておらず、当局の答弁は指定管理者を擁護するもので、サービスの向上には繋がっていませんでした。市民プールも指定管理者になり、埼玉県でのプールの事故死事件が本当に生かされているのか心配でなりません。
★「教育問題」については、3月議会で報告があった「桑名市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書」と学力テストの2点について質問しました。この報告は、教育長に権限が強化されて昨年度から毎年報告を義務づけられたもので、報告の内容を点検し、講師不足の問題と報告の公表問題について質しました。学力テストについては、やり始めた元文部科学大臣が、「これは日教組対策だ、結果はわかった、目的は終わった」と公言しているのだから、参加を見合わせるように提案しましたが、具体的にテスト結果を生かしているとのことで継続するそうであります。

公共料金の値上げが始まる

★「下水道料金の値上げ問題」は、来年の2月頃から値上げするために議会・委員会で説明をし始めてきています。値上げの理由は、「今の料金だと国の補助が受けられない」と言うのがメインで、市の財政状況、下水道事業の経営状況という自己都合によるものです。市民は収入減の中であえいでいます。これ以上の負担増は不可能だと主張しました。当局はひたすら「お願いします」でした。
★その他「契約問題」「駅前の街路灯」「23号線、大型小売店開店による交通問題」「美し国おこし・三重」「駅西土地区画整理事業」についても質問しました。
 詳細は、桑名市のホームページからインターネット録画中継で見ることができます。

「桑名市の国民健康保険税の引下げ等についての請願書」  本会議で賛成少数(3名)のため不採択に

この請願は、桑名市内の6団体(桑名医療生活協同組合、生活と健康を守る会桑名、全日本年金組合桑名支部、新日本婦人の会桑名支部、消費税をなくす桑名の会、桑名員弁民主商工会)より2月に出され継続審査になっていました。請願事項は、高すぎて払えない「国保税の引き下げ」と、「減免制度の拡充」を求めるものです。
 福祉安全委員会では、減免制度については市で検討されている。一般財政からの拠出という事から、税金の投入を何処まで行うという事も分からないので、採択しなくても良いとの事で委員会では賛成少数(1名)で不採択でした。
 星野公平議員は本会議での採決に先立ち下記の内容で賛成討論をしました。
 国保税は、酷保税(残酷の酷)とも呼ばれています。加入者は、高い保険税で悩まされ、その上医療を受ければ3割の自己負担です。こんな国は世界ではなく、ヨーロッパでは無料だそうです。昨年度の国保会計では3億数千万円もの黒字が出るという報告がありました。1世帯当り1万円の引き下げも可能(加入1万8千余世帯)であり、実施してもまだまだ余力があります。減免制度が検討されているという事ですが、緊急に国の施策で離職者(派遣切りの方等)を中心に期間限定で減免制度が実施されるようですが、内容はよくわかっておりません。更には、国会での日本共産党の質問で、低所得者の窓口負担の減免が国で検討されているようです。桑名市が率先して国保税の引き下げ、減免を行い、本当の(統計上だけではない)意味での「住み良さ日本一」を目ざそうではありませんか。

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