【09.03.04】 星野公平ニュースNo.85発行

今こそ内需を温める時 予算案の抜本的な組み替えを

 日本共産党は2月16日、「経済悪化をくいとめ、雇用、社会保障、農業、中小企業を応援し、内需をあたためる予算に――2009年度予算案の抜本的組み替えを要求する」とした09年度予算案の抜本的組み替え案を発表しました。  

【2009年度予算案組み替え要求の柱】                   
1、経済悪化に歯止めをかけ、内需主導の経済にふみだす。
 (1)安定した雇用と失業者の生活、再就職支援を、
 (2)社会保障予算を削減から拡充に、
 (3)中小企業の仕事の確保、自然エネルギー予算を抜本的に増やす、
 (4)日本農業を再生し、地域経済を支える
 (5)日本の未来に希望を与える教育・文化の拡充を、
 (6)消費税増税に反対、減税こそ必要、
2、米軍再編・基地強化と自衛隊の海外派兵体制づくりをやめる。
3、大企業・大資産家優遇税制をあらためる。

 衆議院は2月27日、2009年予算案と、消費税増税法案を2011年度までに成立させる方針を付則に明記した税制「改正」関連法案などを、審議が尽くされていないにもかかわらず、与党と民主党が採決で合意し、自民・公明両党の賛成多数で可決し、参議院に送付しました。日本共産党は、予算案は(1)経済悪化を緊急に食い止め、くらしと内需回復に役立つ方策がない。(2)米軍再編と自衛隊の海外派兵体制づくりを本格的に進める。(3)大企業・大資産家のための減税を拡大する。―ものであり反対しました。また税制「改正」関連法案について、「社会保障のための財源などといって、庶民に消費税の大増税を押しつけることは言語道断だ」と批判し反対しました。

2009年3月定例議会(予算議会)スケジュール


3月 4日(水) 午前10時 本会議開会、施政方針、上程議案説明、
3月10日(火)〜13日(金)、
  16日(月) 午前10時    本会議、議案質疑・一般質問
3月17日(火)〜19日(木)、  常任委員会開催(各2日間)
  23日(月) 午前10時   
3月26日(木) 午後1時 本会議、委員長報告、討論・議決、閉会

 上程される議案は52。議案の内訳は、平成21年度予算が、一般・特別・企業会計11議案(福祉資金貸付・ガス事業が廃止)、条例の制定が6議案、条例の一部改正が14議案、協議・承認等が6議案、平成20年度補正予算が、一般・特別・企業会計14議案、平成21年度一般会計補正予算1議案です。
 
 星野公平は、今回市長の施政方針に対する質問と議案質疑を予定しています。
1、市長の施政方針について
2、平成20年度補正予算について
(平成20年度一般会計補正予算、火葬場建設の予算の元「地域活性化・生活対策臨時交付金」は本来の使い方を、桑名駅西土地区画整理事業費の用地取得費等、木造住宅耐震事業は何故進まないのか)
3、条例関係について
(・城東地区複合施設条例の制定について・地方独立行政法人桑名市民病院評価委員会条例の制定について・国民健康保険税条例の一部改正について・介護保険条例の一部改正について・駅前複合公共施設条例の一部改正について)
4、平成21年度予算、補正予算
(・平成21年度一般会計予算 老人福祉費、扶助費、保健センター費、土地区画整理事業費、就学奨励費・平成21年度介護保険事業特別会計予算 認定問題)

無料入浴券の発行が大幅に変更  廃止への一歩か

今まで通りのサービスは受けられない、年寄りいじめを止めろ!!!
来年度予算案の中で、「高齢者入浴扶助サービス事業」は、下記のように変更になっている事が判明しました。

・「高齢者ふれあい入浴事業」として
対象  :市内在住の全ての満70歳以上の方(月10枚支給)
利用浴場:深谷共同浴場(さざれ湯)、松ヶ島共同浴場の2ヶ所のみ
(どのようにしてお風呂まで行くのか、駐車場はあるのか、問題だらけ)
・「高齢者入浴扶助事業」
対象  :市内在住の満70歳以上の方で、自宅に入浴設備が無く、かつ前年市県民税非課税世帯に属する方(月10枚支給)
利用浴場:七里のわたしゆ、元気村、永楽のゆの3ヶ所
(市は対象となる人が何人いるのか把握できていない)

(注)どちらか1つを選択する。元気村、永楽のゆは2枚で1回使用。

現行は、市内在住の全ての満70歳以上の方に月3枚入浴券が支給されていた。
桑名市としては、「高齢者入浴扶助サービス事業」を止めたい意向で、今年度はこの様な措置をとったようだ。高齢者福祉の充実の立場から許されるものではありません。市民のいかりの大きな声を上げて行こうではありませんか。お風呂は憩いの場であり、生存権にも関わります。

有料駐輪場のその後   以前の無料駐輪場はそのまま放置

 桑名駅北自転車駐車場は4億5千万円もの税金を使って2006年6月に完成しました。有料になったために、これまでに市民は、5千万円以上の使用料を負担させられています。現在の有料駐輪場の使用状況は芳しくありません。一方で近くのスーパーでは、昼夜止めっぱなしの自転車が多く見られます。これは、何を物語っているのでしょうか。又、以前の駐輪場は、現在もそのままで草が生えている状況です。鉄道事業者の言われるままに動いている桑名市の行政の無策ぶりが浮き彫りにされています。東西自由通路についても然りです。無駄なものは作らずに桑名のまちづくりを考えて行こう。桑名駅周辺は市民が自らの手でデザインしましょう。

製缶工場」が突然「産廃処理施設」に

 市内城南地区の工場や住居、田んぼがある閑静な地に、突如、鉄骨の大きな工場が立ち上げられた。市役所で建築確認を見ると、「製缶工場」になっていた。製缶工場自体何なのかわからないのに、Z社は勝手に「産廃処理施設」に変更して、近隣の人たちに同意書を取っていた。三重県の桑名農政環境事務所に問い合わせたところ、すでに「三重県産業廃棄物処理指導要綱」に基づいて業者に小規模な産廃処理施設を設置することを指導していた。知らなかったのは住民だけで、先月末の2月28日に地元の自治会ではZ社を呼んで説明会が行われた。施設の設置には、20m以内の住民(約20名)全員の同意と100m以内の住民(約50名)の80%以上の同意が必要になっている。隣の田んぼの持ち主からは、「製缶工場」なら我慢するが「産廃処理施設」なら絶対反対だ、高さも説明と違うようだ、という発言があった。住民の皆さんは納得できず、既に同意書に印鑑を押した方には同意書のハガキを返却する事、再度の説明会開催を約束して説明会を終わった。業者も行政(教えない)も住民の立場に立たない酷いものだ。


日本共産党 大演説会

日本共産党 大演説会  政治の中味を変える
志位和夫委員長 来る

日時  4月5日(日) 午後2時 開場
場所    鈴 鹿 市 市 民 会 館

問合せ先 日本共産党の桑名市議会議員まで




このページの先頭に戻る