【08.06.29】 最終日に反対討論を行いました。

1つ目、議案第68号 専決処分の報告及び承認を求めるについて

日本共産党桑名市議団を代表して、本議会に上程されました18議案中4議案に対して反対討論と議案第72号の修正案に賛成討論を行います。

(1)国民健康保険税の税率区分が変更になり、医療分が医療分と高齢者支援分になり、その上限・限度額が勝手に変更になっています。昨年度までは医療分限度額が53万円でした。今年度より医療分47万円、高齢者支援分12万円とトータル59万円に6万円の値上げになります。この点に反対です。

(2)65歳以上の方の国保税を10月から年金から天引きする、特別徴収制が導入されました。後期高齢者医療制度で問題になっている年金からの天引きに対して反省が見られません。これに反対です。

(3)これらに関連して、今回のええ加減な国保税の仮算定、世帯主からの口座引落しについて問題があり、反対であります。

(4)以上を議会や国保運営協議会の意見をきちんと聞くことなく専決処分していることに反対であります。          

2つ目、議案第72号 桑名市市税条例の一部改正について

来年の10月から65歳以上の年金受給者(高齢者)の住民税(県市民税)を支給された年金から天引きしようとする条例改悪であります。誰か天引きを申請している人がいるのですか。介護保険料、所得税、後期高齢者医療制度の保険料、更には先程の国保税と続き、来年は住民税までもが年金から天引きされようとしています。高齢者の経済的虐待にあたります。こんな改悪には反対であります。

又、議案第72号の修正案に賛成討論を行います。
修正案は、地方税の年金からの天引きを止めさせるもので、憲法上の生存権や財産権に係わるものであり、多くの方が望んでいるものです。

3つ目、議案第74号 桑名市福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について

住民の皆さんの熱い・長い闘いの成果として就学前幼児の医療費無料化が9月より実現します。この事に対しては評価をしますが、同時に入院時食事療養費の支給を止める事になっています。せっかく前進したのに一部後退しているのは残念でなりません。従いましてこの議案には反対します。

4つ目、議案第75号 桑名市養護老人ホーム条例の一部改正について

これは桑名市養護老人ホーム(清風園)に指定管理者制度を導入しようとするものです。運営規定を一部守っていない事がわかりましたが、是非守って下さい。養老院時代より歴史のあるこの施設は、他には無い多くのノウハウを持っています。養護老人ホームは指定管理者制度にふさわしくなく、直営での運営をやるべきであり、条例に反対です。

以上が18議案中4議案に反対、修正案に賛成の討論です。



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