【08.02.25】 2月25日の早朝宣伝の概要

1、軸足を家計に 共産党が政府予算組み替え案を発表  

日本共産党は18日に2008年度予算案の抜本的組み替え要求を発表しました。
経済政策の軸足を国民・家計に移すことが「組み替え要求」の中心です。
「大企業が利益を上げれば、いずれはめぐりめぐって家計にも及ぶ」(トリクルダウン)という政府の「経済成長シナリオ」は、完全に破たんしています。
いまこそ、経済政策の軸足を家計(社会保障、雇用、農業、中小企業、地域経済など)に移すべきです。
「要求」の第一の柱として、後期高齢者医療制度をストップさせることなど、社会保障費抑制路線を転換させると強調しています。
第二の柱としては、日雇い派遣の問題など労働者派遣法の抜本改正と最低賃金引き上げなど「人間らしく働けるルール」をつくることや、ワーキングプアからの脱出を支援することです。
また、道路特定財源を一般財源化し、暫定税率を廃止しても、ムダな道路建設を中止し、地方財政について国の責任で確保すれば、真に必要な道路整備は十分可能だと指摘。59兆円の「道路中期計画」の撤回を求めました。
全部で9項目について要求しています。

2、イージス艦の事故

19日午前4時頃、千葉県南房総市の沖合で、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「あたご」が、千葉県勝浦市のマグロはえ縄漁船「清徳丸」と衝突し、沈没させました。
船体は二つに割れ、乗っていた船主の吉清治夫さんと長男の哲大さんが行方不明です。
政府・防衛省は二人の捜索・救助に全力をあげるとともに、なぜ海上レーダーを備え、見張りも立てていたイージス艦が漁船に衝突したのか、その原因を徹底究明すべきです。

現地では、いくつか重大な問題が浮かび上がってきました。
第一に、イージス艦が注意義務、回避義務の双方を怠ったことは、疑う余地がない。イージス艦は数百キロ先を確認できる最新レーダーを搭載し、見張り員も立っており、言い訳はできない。根本問題に軍事優先の考えがある。

第二に、根本問題としては、軍事優先の考え方がある。現場海域では、事故が発生した午前4時ごろは、日の出の時刻に漁場に到着すべく航行する漁船と、東京湾に入る大型船が交差する極めて危険な時間帯だ。最も注意を払うべき海域と時間帯であったにもかかわらず、注意をおこたっていたという意味でも、ますます責任は重い。

第三に、東京湾の入り口に横須賀港という軍港を置いたままでいいのかという問題が問われると思う。まず、横須賀の空母の母港化はやめさせる。原子力空母の母港化などはもってのほかだ。そして、米軍、自衛隊の基地をなくす方向で、抜本的な対応をする必要があるということを強く言いたい。

3、米兵の凶悪犯罪

今回の事件は、米軍基地がある限り、犯罪はなくならないことを証明しました。
政府のいうように綱紀粛正と再発防止を求めるだけでは、軍人犯罪をなくし、国民の安全を守ることはできません。犯罪の元凶である米軍基地の撤去をめざすことが不可欠です。

4、3・1ビキニデー 核廃絶運動の新たな高揚を

1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で、第五福竜丸をはじめ多数の日本漁船や周辺住民が甚大な被害を受けてから54年目の「3・1ビキニデー」を迎えます。
広島・長崎の体験とともに、国民的な原水爆禁止運動の原点です。 ことしのビキニデー集会は、夏の原水爆禁止世界大会、さらに2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、核兵器廃絶の運動を大きく発展させる出発点ともなるものです。

私は桑名医療生協の方と29日から大会に参加するために焼津へ行ってきます。


5、桑名市議会


3月定例議会は3月5日(水)から始まります。今議会は来年度の予算が審議されます。私たちのお金が何に使われるのかよく見て下さい。みなさんの意見を議会に反映させるために頑張ります。

議案の現在わかっている内容は、前項を参照ください。

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