【08.02.20】 星野公平ニュースNo.68発行

軸足を家計に 共産党が政府予算組み替え案を発表  

 日本共産党は18日に2008年度予算案の抜本的組み替え要求を発表しました。
経済政策の軸足を国民・家計に移すことが「組み替え要求」の中心です。
「大企業が利益を上げれば、いずれはめぐりめぐって家計にも及ぶ」(トリクルダウン)という政府の「経済成長シナリオ」は、完全に破たんしています。
いまこそ、経済政策の軸足を家計(社会保障、雇用、農業、中小企業、地域経済など)に移すべきです。
「要求」の第一の柱として、後期高齢者医療制度をストップさせることなど、社会保障費抑制路線を転換させると強調しています。
第二の柱としては、日雇い派遣の問題など労働者派遣法の抜本改正と最低賃金引き上げなど「人間らしく働けるルール」をつくることや、ワーキングプアからの脱出を支援することです。以下全部で9項目について要求しています。

【2008年度予算案組み替え要求の柱】                      

(1)後期高齢者医療制度をストップし、年金・介護など社会保障予算の充実     
(2)派遣法の抜本改正や最低賃金引き上げで、人間らしく働けるルールづくり  
(3)道路特定財源を一般財源化し、ムダな大型開発をやめる            
(4)農業・食糧危機を打開し、食料自給率を向上させ、食の安心・安全を保障     (5)中小企業支援をつよめ、地方の経済・財政をたて直す         
(6)教育予算の削減をやめ、教育条件を抜本的に改善               
(7)実効ある地球温暖化対策を導入して、健康を脅かす環境問題の解決 
(8)米軍「思いやり」予算の廃止と自衛隊の海外派兵体制づくりの中止   
(9)大企業・大資産家優遇の税制をただし、くらしを支える財源をつくる

3月定例議会のスケジュール(予定)

3月定例議会は3月5日(水)から始まります。今議会は来年度の予算が審議されます。私たちのお金が何に使われるのかよく見て下さい。
3月 5日(水)  午前10時   本会議開会
          市長施政方針と上程議案説明
3月11日(火)〜14日(金)、17日(月) 
          午前10時   
          本会議、総括質疑、一般質問
3月18日(火)19日(水)21日(金)24日(月) 
          午前10時   常任委員会開催
3月27日(木)  午後1時    本会議、委員長報告、
                  討論・議決、閉会
議案の議会への概略説明は2月25日(月)に行われます。議会への請願や陳情の締め切りは26日(火)です。議案書は、27日(水)に議員に渡されます。
なお、2月20日(水)には広域連合(主にし尿処理)議会、広域清掃(主にRDFとゴミ処理)議会が開催され来年度の予算案が審議されました。

日本共産党演説会 弁士 市田忠義書記局長

3月16日(日)午後2時開演 津市 三重県総合文化センター

三重県の「福祉医療費助成制度」             

議会等から意見を受け入れ2割負担導入を撤回
三重県の「福祉医療費助成制度」(対象は乳幼児・障害者・一人親家庭)は、2割の自己負担導入を撤回し、予定通り今年の9月から乳幼児医療の助成対象が4歳未満から就学前まで拡大、障害者の助成に障害者手帳1級・通院を加えるなど当初の見直し通り行われます。これに従って桑名市でも実施されるわけですが、桑名市独自の更なる拡大が要望されています。1月の臨時議会での住民の皆さんからの要求による三重県知事宛の議員発議の意見書の内容が聞き入れられました。

年齢によって差別する「後期高齢者医療制度」は中止を

4月から始まろうとする「後期高齢者医療制度」の抗議の署名が200万を超え、地方議会での意見書可決も505自治体(全体の28%)にのぼるなど高齢者・国民の怒りが急速に広がっています。
国民の怒りは負担増に対するものだけではなく、75歳以上というだけで国保や健保から追い出され、保険料が年金から天引きされ、払えなければ保険証を取り上げられる、さらには、保険のきく医療が制限されるなど人間としての存在が否定された扱いを受けることへの怒りです。
75歳でお年寄りを区切る理由として、「後期高齢者の心身の特性」について、「老化に伴う生理的機能の低下により、治療の長期化、複数疾患への罹患(りかん)が見られる」「多くの高齢者に…認知症の問題が見られる」「いずれ避けることができない死を迎える」などと言っています(社会保障審議会の特別部会報告)。
また、厚生労働省は、この「後期高齢者医療制度」によって2015年までに2兆円、2025年までに5兆円の医療費が削減できるとの試算を示しています。どうせ治らない、いずれ死ぬとばかりに、「医療費の削減」を目的にしてお年寄りを差別するものとなっています。
政府が示す負担増の部分的一時的な「凍結」のごまかしではなく、制度の実施の中止・撤回が求められており、一大運動にしなければなりません。

県下一の国民健康保険税の値下げを求める請願署名実施中


桑名駅北の踏切で、老女がJR関西線の電車にはねられ死亡

安心・安全なまちづくりが言われる中、市内の危険な踏切で、社会的弱者である老人が無残な死に方をされました。
安心・安全に通れるように弱者の目で見た、地域を上げての取り組みが必要ではないでしょうか。 
障害者の方から意見を貰いましたので紹介します。
「障害者にとっても他人ごとではない。ゆっくりとしか渡れないお年寄り、車椅子の人には危険な踏切です。前から指摘されていました。整備が不十分でガタガタになっているところもあります。行政や鉄道関係者は誰もが安全に渡れるように早急に対策を打つべきです。」
事故のあった踏切(一方通行)

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これでいいのか桑名市内の開発

旧市内の人が久しぶりに郊外へ出かけたときに誰もが驚かれるのが西別所北部の自然破壊の宅地開発です。竹林が無くなり毎日何台ものダンプカーが土をどこかへ運んでいます。総面積17.7haでトラック9万台の土です。      
中心市街地ではマンションの建設ラッシュです。八間通りに高層マンションが完成間じかです。見上げなければならない異常な高さです。このために午前中や午後から日陰になり太陽を奪われる家が何軒かあります。何度も言いますが企業の儲けのためにこんな事を許していいのでしょうか。
西別所(火葬場周辺)の宅地開発

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太陽を奪う八間通りの高層マンション

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