【08.01.10】 新年に思うこと

雑文  地球環境とウナギ 


昨年末に読んだ本「ウナギー地球環境を語る魚」と新年の赤旗新聞より

地球環境問題(温暖化)とウナギ
 あと百年、うまくいったとしても、地球の気温は二度以上あがるそうです。
温暖化は、極地での氷の融解、海面の上昇、熱波の多発、干ばつと豪雨、生物の絶滅の危機など、世界で深刻な形で現れています。
地球の温暖化は、太陽の日射で地球の表面の温度が上がり、本来ならその熱が宇宙空間へ逃げていくのですが、このバランスが崩れて起こります。
二酸化炭素とか、温暖化の効果を持つ気体が増えると、地球をコートして、宇宙空間へ逃げていく熱を抑制するのです。
 二十世紀の経済・産業活動の広がりの中で、大量生産・大量消費・大量廃棄が温暖化をもたらしました。
九二年に「国連気候変動枠組み条約」が作られ、九四年に発効、九七年に「京都議定書」が定められました。
先進国全体で九〇年比5%以上の削減をするという内容です。
〇七年インドネシアで開催された会議では、〇九年を交渉期限として温室効果ガスの削減目標と対策を検討する行程表が決められましたが、アメリカ、日本、カナダが邪魔をし、数値目標は書き込まれませんでした。
欧米諸国や中国を含めた途上国は大幅削減に踏み出しました。
国連のパン事務総長は、「いま行動を起こさなければ重大な危機に直面する、ビジネスには基本ルールが必要だ」と言っています。
日本には、京都議定書の議長国として、地球環境を守る国際的責務があります。
 
 地球環境を語る魚「ウナギ」は、消費が急増する一方で漁獲量は激減しています。
ウナギが暮らせる「環境」が、日本からどんどん無くなってきているからです。
この環境を取り戻すことは、ここに暮らす人間にとっても非常に重要なことです。

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