【07.12.17】 本日、定例会で一般質問をしました。
お早うございますが、今日はになりました。
質問原稿を掲載します。
日本共産党の星野公平です。
国会は、会期を再延長して、再び憲法違反である自衛隊をインド洋に派遣する「新テロ特措法」を成立させようとしています。この給油活動によって、アフガン、イラクの多くの人たちの命が奪われています。これが平和憲法９条を持つ日本の真の国際貢献でしょうか。このお金を福祉に廻せば、今議会に請願されている医療費の軽減・無料化は全国的に可能になります。
政府与党は、来年度の予算編成に関連して税制の改定を検討しています。社会保障費を削減して、弱いものいじめをし、低所得者ほど厳しい消費税増税をしようとしています。
今こそ、市民の暮らしを守るために、地方自治体である桑名市の真価が問われています。本当の住み良さ日本一は、福祉の充実によって達成されるのではないでしょうか。
通告に従って、５点について質問します。
１、消防の広域化について
先週の１３日、三重県内の消防本部を１５から８に再編する県の「消防広域化推進計画」の素案が示されました。消防職員が減少する中、財政運営の効率化や大規模災害への対応力をつけるのが狙いとされています。８本部だと桑名は現状のままですが、今後は四日市、鈴鹿などと統合し、最終的には全県で１本部にしようとしています。
隣の愛知県では３７の消防本部を１１に再編し、管轄区域を広げることで現場の要員を増やしより効率的な消防・救急体制にする。（通信指令部門や総務部門を統合することで、消火や救急に向かう現場要員を増やす）また本部間の境界を減らすことで隊員を臨機応変に動かし、現場への到着時間を短縮させる。と言われています。
消防の広域化について桑名市の考えがあればお聞かせください。
今後、統合されたらどうなるのか。考えられるメリット・デメリットはどうでしょうか。
いづれにしても、市の消防力を強化し、火災等の災害から市民の生命・身体・財産を守るのが本来の消防のあり方であると思います。
２、結果のでた全国学力テストについて
ＯＥＣＤ（経済開発協力機構）の学習到達度調査（ＰＩＳＡ）の結果が公表されました。２００６年の調査で対象は高校１年生でした。目的は、学校で学習した知識量ではなく、知識をもとに思考力や自分で問題を見つけて解決する能力などを見るものでした。結果は、学ぶ事への意欲の低さ、科学に興味や楽しさを感じず、科学を必要とする職業につきたいと思う割合が低く、科学への関心は最低と評価されたようであります。日本では、高度に競争的だといわれる教育制度の問題、学習が受験のために知識の詰め込みになっていること、学習指導要綱などで教員の教育活動を統制していること、４０人学級など教育条件等、多くの問題点が指摘されています。
今年の４月に行われた全国学力テストに関して、１０月末に全体の結果が報道され、１１月末には個人の結果が先生より児童・生徒に伝えられました。３月議会で教育長はこの目的を「桑名市が推進している確かな学力の育成を目指した取組みの一つとして、子どもたちの学力の定着状況や傾向を把握、分析し、今後の指導方法や教材の工夫に役立てていく」と答弁されました。
�〜換餝慘魯謄好箸侶覯未鮓�てどう評価されますか。教育長の言われる目的は実現できますか。
これが、個人別の結果です。桑名市の結果は、「基礎的・基本的な知識・技能」を一定身につけている。しかしながら「基礎的・基本的な知識・技能」を活用する力には課題がある。と全国と同じようでありました。全国的な評価として、これほど大がかりなテストをして「成果がこの程度なのか」といわれています。
��同時に行なわれた質問紙の回答を重ね合わせると、桑名市では、
・朝食を毎日食べる子どもたちの正答率が高い。
・家族と学校の話をあまりしない、小学校が３割、中学校が４割。
・自然に触れ合う経験や地域行事に参加した経験が少ない。という結果だったようです。
この問題をどのように解決していくのでしょうか。質問紙の個人情報は充分管理されていますか。
今後、桑名市として検討を進めていくようでありますが、
��「学力調査活用検討委員会」は具体的に誰が何をするのでしょうか。
�し覯未鯏慘鰐槁犬砲垢襪噺世錣譴討い泙垢�、もし、そうすると、テストのための授業が発生するのではないでしょうか。 現場の先生からは、現行の「基礎学力到達度調査」の方が良く、これだけで充分だとの意見もあります。
�ヂ燭�の弊害が指摘されている全員参加型の学力テストを来年も実施する意味がどこにあるのでしょうか。桑名市内では余り関心が高くないようですが、全市民的な論議が必要だと思います。
子どもの成長のためには、全国学力テスト（テストだけで７７億円です）は止めて、教員増や少人数学級などの条件整備、教員の自由・自主性の保障が大切なのではないでしょうか。
教育改革は、何よりも子どもの最善の利益を追求するものでなければなりません。安倍前首相のもとで進められた教育基本法の改悪、教育三法の改悪は、学校教育を再生するどころか、ゆがみと弊害を増大させる危険性の大きいものです。全国学力テストはその一つです。
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３、桑名駅西土地区画整理事業について
毎議会に区画整理事業の問題で質問しています。
仮換地指定について、昨年の１２月には、平成１８年度内を目標に、供覧したい。
今年の３月議会では、仮換地案の供覧を平成１８年度内を目標に進めている。
６月議会では、６月中に全力を注いで供覧し、９月初旬に仮換地指定通知書を発送予定。
先の９月議会では、１０月中の仮換地指定通知、年内の工事着手を予定。
このように答弁が変わってきていますが、遅れている理由は何で、何処に問題があると、お考えですか。
この間色々な新聞記事がでました。
�／概腸餔儖�の選挙問題（最初の選挙の時は、職員が住民に委員になってもらうように依頼。今回７月には定員がオーバーし選挙が公示されたが、「選挙なら嫌だ」と辞退が出て選挙が中止）
��仮換地に関して情報公開された文書のコピー拒否問題、その後市はこの人に陳謝しました。
��コンサルタントへの委託業務の不明朗な中味（選挙費用が入っていたり、なかったり）
�だ莉気療斃貌�には、都市整備部長の写真入で審議会の公開など会議として基本的なことを求める申し入れが地権者よりあったと報道されています。
９月議会後の１０月５日の「まちづくりの会」には、供覧後初めてということで沢山の方が参加され、初めて示された換地先について意見を言おうと思われて参加した方の意見は封じられて、事業推進を前提に、テーマが先へ先へと進められ、飽きれて途中で帰られる方が何人かいました。これでは住民の納得も同意も賛成も得られる筈がないと感じました。
供覧は何のために行われてきたのか。
今週２０日には、議会開催中ですが、「土地区画整理審議会」が開かれ、仮換地の供覧の結果を報告して仮換地の指定を行おうとしていますが、仮換地の供覧はちゃんと行われたのでしょうか。住民の意見は取り入れられているのでしょうか。
審議会の議題に挙げられている３点について伺います。
�‖莪豌鷁彰甲呂了慊蠅砲弔い動娶�聴取となっているが、全体をさておいて、何処を優先的に換地指定されるのでしょうか。第二回以降の予定はどうなっているのでしょうか。
��会議規則の改正で傍聴内規とありますが、会議は公開されるのですか。
��初めて仮換地調書、仮換地図が出されますが、回覧・掲示用だけで一般に公開されないのですか。
ところで、「区画整理ニュース」５７号には市の説明と違う「地区内で流れている噂」と書かれていますが、どういった事ですか。正確に事実をもって報告ください。
最後に、このような状況で、このまま続けて事業完成の見通しはあるのですか、伺います。
４、開発による環境・景観破壊にどう取組むのか
�．泪好拭璽廛薀鵝ξ个隆靄楫弉茵Ψ粉冕ヾ慙△虜�定への進行状況はどうなっていますか。
何時ごろ概要がわかり、公表されるのでしょうか。
桑名市としての特徴的なことを何点か挙げてください。
��高層マンションの乱立をどうするのか
大都市では超高層マンション（２００ｍを超える）がよく売れているそうです。
地方都市桑名では高層マンションの乱立でありますが、売れ行きは今一のようです。
都市空間は公共財であるはずです。
高層マンションは眺望を売り物にし、資金や財力のない者は、眺望を奪われるという格差社会がここでも再現されています。今こそ貧困な都市政策を変えるべき時期です。京都では新景観条例で看板規制、高さ規制、デザイン規制が行われています。業者意外からは好評のようです。
高層階の売却によって業者が得た利益に高率の税額を課す「開発利益税」が一部で提案されていますが、どのようにお考えですか。又役所の中に、景観創造課、景観文化課等組織の新設をして景観行政に積極的に取り組んでいく考えはありませんか。
�Ｂ霖漏�発や企業誘致の土地開発で桑名の自然は守られるのか（都市整備部として）
桑名市多度力尾土地区画整理事業（情報通信機械器具製造業、電子部品・デバイス製造業・一般機械器具製造業の誘致が考えられているそうですが）に係わる環境影響評価方法書の縦覧が先般行われ、私も意見書を提出しました。
私見として【意見】砂利の採掘で荒廃した土地とは言え、桑名市内の残された緑の存在する場所です。これは多度山にも影響を与えます。この広大な緑の土地を、企業の儲けのために提供することは耐えがたいことです。一度破壊された自然は二度と再生できません。国・県・桑名市が買い取ってサンクチュアリにすべきではないでしょうか。
【その理由】自然破壊によって、多くの生物の生存の保障がありません。これは最後には私達人間の生命にも大きな影響を与えてきます。異常気象で降った雨は、表層を流れ、濁流と化して肱江川に流れこみ、下流の人たちに洪水の不安を起こさせます。これで良いのでしょうか。
この様に考えているわけですが、この土地開発で桑名の自然は守られるとお考えですか。
前回の答弁にあったような、「３％の公園や緑地の確保」では今までの状況に戻すのに何十年掛かるか分かりません。
５、特定健診・保健指導について
医療制度の改悪により、後期高齢者医療制度（総括質疑でもありましたように中止・撤回を求める声が大きくなっています。）と共に来年４月から始まる予定の特定健診・保健指導は、私達の健康を守ると言うよりも、医療費の抑制を目的にしたものであります。
桑名市ではこれに伴って、１０月末から１月末にかけて市内各所で、市の医療の現状と新しい健診の内容説明、更には生活習慣病予防・改善教室が開催されています。
特定健診・保健指導は４０歳から７４歳までの総ての人が対象で、健診で「メタボリックシンドローム」の人を見つけ保健指導をしようとするものです。これは現在も桑名市では実施しているものですが、来年度からは国の方針として義務付けられる訳です。
健診の内容や費用、誰が何処で保健指導をして費用がどうなるのか等、決まっていない点が多く大変なスタートとなりそうですが、次の４点について質問します。
� 仝従�の各種の健診はどうなるのか。（今までとの違いは）
�◆。鞠�計画の策定はどうなっているか
�� 特定健診と保健指導の費用はどうなるのか
�ぁ‘団衒欸鮖愼海話�が何処で行うのか
以上で一般質問を終わります。
私に与えられた貴重な質問時間です。
能書きは要りません。
質問事項だけに簡潔に答弁をお願いします。