【07.09.07】「扇風機」発火による老夫婦の死亡は防げたかも

桑名でも昨年の9月に同メーカーの「扇風機」による火災があった

8月20日に東京で老夫婦が就寝中に37年前の製造の「扇風機」による火災で死亡したという報道があり、住民の方から桑名でも同じような火災が昨年の9月にあったと連絡を受け、早速消防署を訪問して調べてみました。
昨年の9月9日に市内東方の作業所で「扇風機」が出火と特定される部分焼(20%以下)を確認しました。原因は経済産業省所管の独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)で事故原因の分析がされていましたが、中間報告しかなく確定のものは未だ公表されていませんでした。中間報告では、「扇風機」が倒れて回転していた羽根が止まり、モーターに負荷がかかりコイルの部分から発熱したとなっているそうで、コンデンサーには異常がなかったようです。現品(S社のEF−6DAで今回の事故の対象品でした)は既に持ち主に返され、廃棄されているそうです。独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)は近々最終報告をホームページ上に公開するといっていますが日時ははっきりしていません。メーカーも当時現品を確認していたそうです。どこかで怠慢があったようです。

この事故がちゃんと報告(情報公開)され、原因が究明されておれば今回の2名の尊い命が失われることはなかったように思われます。

S社の古い「扇風機」を使用しておられる方は、形式(EF−OOO)を確認の上是非メーカーに問い合わせてください。(TEL 0120−34−0979)

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