【07.06.21】 今日、一般質問をしました

6月議会一般質問

日本共産党の星野公平です。
宙に浮いた5000万件の年金問題(緊急の解決が必要です)、大手企業の介護不正の問題(国の制度としての問題と業者のモラルが問われています)等々、表面化し、社会問題化しています。
6月になって、増税の波が押し寄せてきました。
第一波は住民税の増税、所得200万以下の6割の方が5%から10%になり、実質1.5から2倍になったと市に問い合わせが多くおこなわれています。
7月には第二波の国保税の値上げ通知が届きます。仕組みがややこしいですが、所得割で23%のアップです。
仕上げは参議院選挙後の消費税の増税です。(小泉前首相は自分の在任中は値上げをしないと無責任なことを言っていました)
私たちの暮らしは一体どうなるのでしょうか。
税は支払能力のある人が、相応の負担をするのが原則ではないでしょうか。

国会は延長がらみで、安倍自公政権の数の力で悪法(教育三法、イラク派兵延長法、天下り自由化の国家公務員法改悪、社保庁解体民営化法・年金時効特例法、政治資金規正法改定等)が充分な審議も行われずに強行成立していきます。

参議院選挙が近づいてきました。争点は、年金問題を含め拡大した格差からの国民生活の防衛と憲法問題だといわれています。
憲法は9条を守るのか。海外で戦争のできる国にするのか。
25条を暮らしに活かすのか。弱肉強食の競争世界を拡大するのか。
生活防衛は、税制問題・社会保障・働くもののルール作りの3点です。
厳しい審判が必要です。

このような状況の中、桑名市はどうなるんでしょうか。
今回、安全問題、健康・高齢者の医療問題、土地開発問題、教育問題の4点について一般質問をします。


1.安心して住めるまちに

最近、市内では盗難・泥棒・窃盗等が多発しています。
安心・安全は確保されているのか
【治安】5月29日付(伊勢)新聞には三面に桑名の記事が3つ載っていました。
中学3年生学校で教諭3人に暴行
高校生を恐喝逮捕
不法滞在の外国人5人を摘発、昨日(登録3666人)と聞きました。しっかりとした対応が必要です。
治安は大丈夫なのでしょうか。桑名市は対策を打っているのでしょうか。

【安全】(公共施設等での安全性は)
昨年の埼玉でのプールの悲惨な事故はまだ記憶に残っています。
全国の学校のプールの状況が報道されました。三重県と岐阜県では何件か指摘を受けた学校プールがあったようです。
桑名の市民プール、学校プールは大丈夫なのでしょうか。

ジェットコースターや学校の遊具の事故も報道されています。
事故があってからでは遅いです。
公園、学校の遊具は責任を持って点検されているのでしょうか
特に長島のジェットコースターについて桑名市はどんな検査・調査をしたのですか、書類だけの調査ではないのですか。
桑名市が独自で抜き打ち検査(探傷試験等)をする予定はないのですか

【温泉のガス対策は】先日は、温泉施設で思わぬ事故が発生しました。県が可燃性のガスの調査をするようですが、長島温泉、元気村、多度温泉等は大丈夫ですか。桑名市の把握してる状況と調査の予定はありますか。

(国民保護法「桑名市国民保護計画」はどういう意味があるのか)
「桑名市国民保護計画」が策定されました。これは国民動員計画であり、国民の自由と権利を侵害する可能性がありますが、この点についてどのように対応されますか。

2.高齢者の医療、健診制度はどうなるのか

昨年6月の医療法等の改悪で、医療が大きく変わってきています。
お年寄りの負担増、各種病床の削減で病院からの患者の追出し、リハビリを満足に受けさせない等がありました。
来年度から始まる特定健診・保健指導と後期高齢者医療制度の2点について質問します。

・各種健診が行われていますが、国保の医療費は毎年10%以上伸びていると言う事で国保税の値上げが行われました。病気が増えているのでしょうか。高度の治療が行われているのでしょうか。単なる受診数の増なのでしょうか。
昨年度の基本健康診査と人間ドックの実態について伺います。
受診者数と検査結果の特徴的なことがありましたら報告ください
今年度の検診計画はどうなっていますか。今年も人間ドックの再募集があるようですが、何か問題があるのではないでしょうか。
メタボリックの名が一人歩きしているが、来年からの特定健診・保健指導で桑名市の検診内容がどう変わるのですか。桑名市の取組み状況、進行状況をお聞きします。

・後期高齢者医療制度は、保険料はどうなるのか、医療費・医療はどうなるのか不安だらけです。
昨年の12月議会以降わかってきたことは何ですか。
連合議会はどんな機能を果たすのですか。(行政と市民・議会の立場から)
    

3.区画整理と緑地指定で住民はどうなるのか

市内の各地区で大小、官民問わずいろんな開発行為やまちづくりが行われているようです。地元中心は原則ですが、大局的な市全体をみた見方も時に必要です。情報公開が求められています。(赤須賀地区)
  

桑名駅西区画整理事業

  
仮換地の供覧が行われていますが、3月末には終わると3月議会で答弁がありましたが、仮換地の供覧の状況を説明ください。住民の意見はどうなっていますか。本当に仮換地の指定が出来るのですか。
メインストリートになるところの住民が移転拒否をしておられますがどう対処しますか。供覧の拒否、換地拒否に対してどう対応するのか。
住民の皆さんの不安が大きくなってきています。生きているうちに移転できるのか。生きていたとしても高齢でお金が無く家を建てられない場合どうするのか。
アンケートの回収が悪く、現在も実施しているようであります。はっきりと反対を表明する方も多いようですが、結果は公表するのですか。
  

木曽三川公園の緑地指定について(前回も採りあげる)

桑名市は住民の意見を無視して推進に加担するのか。

都市計画案の緑地(木曽三川中央緑地)の県決定案件についての縦覧が行われました。国が施工するこの計画の内容は一方的で、一般市民への説明がなされておりません。(例、長島ドームも)この計画では、30軒ちかくの住民の立ち退きを強要するものであり、住民の理解が得られているとは思われません。個別に提示されている対応策も納得のいくものとは思われません。つかんでいるものがあれば個人情報に差し障りのない範囲で、報告ください。どうしてこの地区の住民のみが犠牲にならなければならないのでしょうか。また開発・整備に対する国税の投入や関連して予想される市税の投入は、税金の無駄遣い、無駄な公共投資であります。市民からも理解が得られるとは思われません。是非桑名市の責任で止めさせてください。

4.桑名の教育、日本の教育はどうなるのか

昨日、教育への国家介入を強める改悪教育基本法の具体化をはかる改悪教育三法が強行成立しました。
12月に行われた憲法違反とも言われる基本法の改定について、3月議会で教育長は、平野議員の質問に対して、次のように答弁にされました。
「総合的な観点に立てば、教育のあり方が直ちに大きく変わるものではないと考えております。今後見直されるであろう下位法、の中で、どのように具現化した形で示されるかを見きわめた上で適切に対応する必要があると考えている。
本市教育委員会としては、これまで進めてまいりました本市の特色であります2学期制を十分に生かして、一人一人の個性が尊重される教育の推進を今後とも継続しつつ、今後示されるであろう教育諸施策に適切に対応しながら、みずからの力で未来を切り開いていく桑名の子供たちの育成に努めます。」

・安倍内閣のもと行われている教育再生会議にそって、教育三法の改悪が行われました。

教育3法の「改正」は、
1、「学校教育法の改正」で、義務教育の目標に「国と郷土を愛する態度」などを加え、子どもたちに特定の価値観をおしつける。       
2、「教員免許法・教育公務員特例法の改正」で、教員免許状に10年の有効期限をつける。                        
3、「地方教育行政法の改正」で国の地方への権限をつよめ、私学の自主性を侵害する。                        
このような内容で、国家統制につながることは明らかです。
いまでも、教師は授業の準備に十分な時間がとれず、子どもたちと向き合う時間がとれないほどに多忙なのに、免許更新制の導入で、教師から子どもたちとの交流の時間をさらに奪うことになり、国が子どもの学ぶ権利をふみつぶすことになります。前にも言いましたが、政府がやるべき事は、OECD(経済協力開発機構)参加国の中で最下位の教育予算を抜本的に引き上げることで、30人以下学級の実施をはじめ、遅れている教育条件を整備することです。

素人集団といわれる教育再生会議についてどう思われ、教育三法の改悪で桑名の教育はどうなるとお考えですか。

・4月に行われた学力テスト、これは安倍政権が進める「教育再生」の具体化の一つで学校の序列化につながると批判されています。実施されて学校での反応は(学校、保護者、子ども)は如何でしたか。採点の問題で、答えがくるくる変わることが指摘されていますが、これで公正な評価ができると考えますか。
問題はこれからです。9月頃にでる結果についてどうするのか、教育委員会の姿勢が問われていきます。

・最後に学校の先生の指導力不足教員の選定と研修内容について伺います。
 桑名での選定基準はどうなっており、これまで何人が対象になり結果どうなりましたか。この件は、三重県の異常性が指摘されていますがどう考えますか。

教育三法は成立しましたが、上位の憲法があります。国が介入する競争・ふるいわけの教育には反対し、憲法に立脚した教育を進めらる事を要望し質問を終わります。


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