【07.02.28】星野公平ニュースN0.52発行

貧困 と 格差 の打開へ                       

 日本共産党は2007年度の国の予算案に対して、暮らしと平和をまもる予算への組み替えを提案しました。組み替え要求は「貧困と格差の打開、生活防衛のための五項目の緊急重点要求」を第一の柱に掲げました。
 緊急重点要求は                        
(1)定率減税の廃止をやめ、高齢者の増税に伴う雪だるま式の負担増を中止する  
(2)貧困ラインを下回る最低賃金の抜本引き上げ、非正規雇用の均等待遇  
(3)生活保護の母子加算の廃止をやめ老齢加算を復活させる。児童扶養手当の削減を中止する (4)生活が困難な人からの国民健康保険証の取り上げ中止と減免制度の拡充  
(5)障害者自立支援法の応益負担の撤回 です。                 

組み替え要求は上記の
(1)緊急重点要求のほか、  
(2)暮らし、福祉、教育、営業を支える予算を拡充する  
(3)米軍・自衛隊の再編合意を撤回し、海外派兵型軍隊づくりと基地強化をやめる  
(4)地方交付税の一方的な削減と制度改悪をやめ、地方財源を拡充する  
(5)むだを削り、『応能負担』税制を再構築して、真の財政再建にふみだす―の五本柱です。

日本共産党は予算案の抜本的組み替えで、貧困を拡大する政治から貧困の打開へとかじを切るよう求めていきます。

【 国民健康保険税値上げのその後の状況 】

滞納者からの収納を強化し、値上げ案を一部修正

桑名市の国民健康保険(国保)税の値上げの論議は、国保事業をどうするかの本質的な問題から、滞納者からどうしてお金(国保税)を取るかに変わってきています。
そもそも国民健康保険事業とは、戦前の相互扶助の制度ではなく、国民健康保険法の第1条に書かれているように「健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」ものです。
ところが、2月27日の3回目の市議会全員協議会の説明では、別表(裏面参照)のような収納対策が発表になりました。わずかに5000万円(多分今回の滞納整理で回収した金額を当てるだけ)を一般会計かその他より繰り入れて、当初の改定案に少し修正を加えています。
大幅な値上げには変わりません。市民の皆さんの大きな声で国保税の値上げを阻止していきましょう。

国保税の値上げに反対する請願書が提出される

「桑名市の国民健康保険税の値上げに反対する会」(民主的な6つの団体で構成)から、ほとんどの高齢者や低所得者は国民健康保険に加入しており、昨年から続く各種の控除の廃止や定率減税の廃止により所得税や市民税が大幅に値上げされ、これ加えての国保税値上げの負担増には耐えることができないと、市内の自治会・老人会の団体署名と個人の方の署名をつけて、議長宛に請願書を提出しました。議会での住民の立場に立った医療・健康に対する本質的な論議が注目されます。

3月定例議会は3月7日から始まります

来年度の予算を決める特に重要な議会です。傍聴、ケーブルテレビでの視聴をお願いします。

提出される議案の説明会が行われ、来年度予算関係(一般会計予算を含む)12議案、今年度の補正予算関係11議案、条例の制定や一部改正14議案、組合等の規約変更に関する協議等7議案、土地の取得2議案の全部で46議案が発表されました。
議案の細部はこれからの当局の説明・聞き取り等で明らかになり、内容を十分検討していきますが、今回の説明会の範囲内で気づいた点は、
1、補正予算のなかでは、厚生館保育所の整備事業としてセンターの新設が進まなかった。多度地区での学童保育所がうまくいかなかったことが反省されます。
2、来年度予算に目玉は無く、桑名市の方向性がよくわからないというのが第一の感想です。

来年度予算で、特に説明のあった項目で高額なものは次のとおりです。
市民会館リニューアル工事21億5千万(総額36億1千万)、長島公共下水道整備20億、桑名駅西地区整備10億8千万、多度消防署建設5億7千万、学校給食1億8千万、企業誘致奨励金1億7千万、多度健康増進施設(多度温泉)1億7千万(総額14億7千万)、桑名駅東地区整備1億2千万、漁業観光学習センター(赤須賀)建設1億(総額4億6千万)、
皆さん方のご意見を日本共産党桑名市議団までお寄せください。

3月定例会のスケジュール

3月 7日(水)                午前10時 本会議開会、上程説明
3月13日(火)〜16日(金)19日(月)   午前10時 本会議、代表質問、一般質問
3月20日(火)22日(木)23日(金)26日(月)   午前10時 常任委員会開催
3月29日(木)                午後 1時 本会議、討論・議決、閉会

国民健康保険税値上げは、請願も含めて3月20日、23日の環境・福祉常任委員会で論議される予定です。

桑名市国民保護計画の成立

2月22日桑名市国民保護協議会が行われ、発表されていた「素案」に対して一部修正のうえ「案」として決定しそのまま成立の見込みです。公募されていたパブリックコメントは9通出されていましたが計画には反映されていません。またこの会議では委員から一言の発言も無く事務局とコンサル主導で行われました。

相も変らぬ土地開発(西別所)、自然破壊はいつか大きなお返しが来る
写真略

桑名市の収納対策
市の資料を貼り付け略

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