【06.12.27】最終日に教育委員の任命について提案がありました

情報が少なく判断材料がない


質疑の内容です。

日本共産党の星野公平です。
議案第136号 教育委員会委員の任命につき同意を求めるについて質疑します。
今ほど教育委員・教育委員会の重要性・大切さが問題になってきていることはないのではないでしょうか。
教育基本法が改悪されました。中身はすでにご存知のように、2点で憲法上の大問題があるといわれております。1つは国家が「愛国心」を強制することです。これは憲法19条に保障された思想・良心・内心の自由に反します。もう一つは国家が教育内容に無制限に介入することは憲法の諸条項が定めた教育の自由と自主性に反するという点です。改悪教育基本法が現場でどのように運営されていくのかよく見ていかなければならないと共に、日本国憲法を守るだけでなく、暮らしや教育の現場で活かすことが大切になってきました。
いじめやそれによる自殺が社会問題になってきており、学校・教育委員会のはたす役割が厳しく問われています。教育委員会制度は戦前の国家主義的な教育を繰り返さないよう地方自治の考えに基づき導入されました。しかしながら選ばれる委員は、校長経験者や地元の有力者の名誉職となり事務局の報告や提案を追認するだけになってきている例が全国では多いようであります。
今回の人選に対しては、今までに比べ多くの配慮(年齢、性別、職業等に偏りがない、保護者が含まれる)が伺えますが、市民の皆さんに対して責任を持って同意するには判断の基準となる個人に対する情報が少なく、どのような方なのか、経歴や仕事・活動の内容を、さらには委員になるに当たっての本人の考えや憲法・教育基本法に対する考えを教えてもらえないでしょうか。

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