【06.05.22】教育産業常任委員会視察報告(感想)

過日行なわれました、委員会視察の報告をします。

5月16日(火)東京都文京区役所

中学校の学校選択制について佐藤正子学務課長より説明。(光と影がある)
平成15年よりはじめられる。学校の活性化と特色づくり、保護者と学校との協働意識、地域との結びつきやより広域的なコミュニティの形成などがこれまで以上に図られ、生徒一人ひとりが、より一層充実した中学校生活を送ることができるようになるのが主旨。中学生の声はわからないが、実態として、学年でクラス0があったり、職員1に生徒2の学校が存在する。校長先生がセールスマンになっており悲愴感がある。学校の特色作りは誰がするのか、生徒が主人公ではないか。学校選択を小6で判断できるのか。何故必要なのか、問題がどこにあったのか、わからない点が沢山残った。
(参考)小学校は85−90%が区立、中学校は50%が私立・国立へ。

5月17日(水)福島県郡山市湖南小・中学校現地視察

斉藤校長よりパワーポイントを使って説明を受ける。
平成17年に5つの地区の小学校(過疎地,複式学級)を統合し、中学校に併設し、校舎も一体化させ、9年間を見通した教育課程を編成し、公立として小中一貫教育を行う。(地域の総意により決定との事)
目的のひとつに、小6→中1に急増する不登校の増大の解消もある。しかし小→中の気分的転換はどうなのか(視野が広がる、友人が増える等)の疑問もある。
視察した新設された小学校は立派なものであった。(児童中心、職員室から校庭が見渡せる、地元の木材を使用、ゆとりある施設等)
効果の判断はこれからだと思われる。

5月18日(木)福島県会津若松市役所

5月18日(木)福島県会津若松市役所
IT特区(A、小学校に英語科を編成とB、不登校児童生徒にITを活用し学習機会拡大)の説明
A、21小学校中3校で総合的な学習のうち週2時間英語科を編成する。効果不明
B、不登校児童生徒にITを活用(e−ラーニング学習)自宅学習日として出席日数とみなす。効果不明(対象H.18小20、中146、受講19、今年3)

中心市街地活性化の取り組みと七日町通りの現地視察(景観協定あり)
居住環境の整備とまちなか観光の推進より城下町として賑わう中心市街地の形成を目指し、中小企業振興条例によってまちづくりに助成するもの。市街地は所々にマンションが建っているが全体的に良い町並みを形成していると感じた。

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