【05.07.06】星野公平ニュースＮｏ．３３発行
１．安心できる医療・老後等 （３番目の質問）
桑名市の６月定例議会は、６月１５日から７月６日まで行なわれました。私は、本会議で「総合計画・都市計画」「指定管理者制度」「医療・介護等」の３点について一般質問しました。
０５年６月議会での一般質問の内容と当局の答弁
１．安心できる医療・老後等 （３番目の質問）
� 々駝鰻鮃�保険税の値上による影響と今後の見通しはどうか。
（答）医療費の動向等を見極め、国保会計の安定的な維持・運営を図る。
この答弁で私の持ち時間がなくなり答弁は打ち切り。以下は質問を列挙します。
改めて支払の困難者に対して減免制度を要求する。
��介護保険の施設入所者等は１０月から負担増になる。桑名市は、国の改悪・見直しに対して、どう対応するのか。受けられなくなる「家事サービス」を市単独で継続できないか。
��障害者自立支援法の改悪は、これまで応能負担だった障害者福祉サービスの利用者負担に応能（定率）負担を導入し、公費負担医療制度も改悪します。桑名市はどう対応するのか。
�ど袖い陵祝匹紡个靴董�基本健康診査、人間ドッグ、各種がんの検診等は必要
不可欠です。受診状況は。集められたデーター（個人情報）はどのように管理
されているか。
答弁を貰えなかった以上の質問については、今後の当局に確認していきます。
【受診状況】基本健康診査 １１，８１５名（受診率６５.７％）、人間ドッグ１，５８８名、 子宮がん４，２８０名（受診率９.６％）、乳がん１，６２１名（受診率９.６％）、胃がん １，５４５名（受診率３.９％）、 肺がん２，７８９名（受診率６.２％）、大腸がん ５，５１７名（受診率１０.６％）
２．指定管理者制度の導入について
桑名市は３月議会で指定管理者制度の導入に対して手続き上の条例を成立させ、今議会に９つの条例改正案を上げて、市内の２０個所の施設を指定管理者に行なわそうとしています。隣の四日市市のように、基本となる方針を市民に公表して、対象先の施設と条例名、今後の導入・移行方針を明確にできないか。
（答）桑名市の方針が総てまとまってから報告する。
指定管理者制度の導入に対する４つの不安・疑問に対して。
�� 施設利用の許可や料金設定などの権限が、管理指定を受けた団体（企業など）に移り、料金等の収入も管理団体に入る。収益性が優先され、公正、適正な運営が保障されるか。 （答）料金をどちらが取るかは協定書に明記する。
�◆，海譴泙如∋堋垢蓮◆峺�の施設」の管理運営状況を議会に報告する義務があり、住民は監査請求や情報公開請求ができた。しかし、指定管理者制度では、市長の議会への報告義務はなくなり、情報公開も対象外となる。チェックはどうするのか。
（答）協定書の中で、モニタリング等で市が関与できるようにする。
�� 企業等は、委託費だけでなく、公の施設を使って独自の収益事業を行うことも可能となるようです。プラスアルファーのサービスで高い負担を強いられる場合も考えられます。公共施設は、住民が安心して利用でき、公正かつ適正に運営されるよう自治体がしっかり責任を持ち、直営に戻すべきだと思いますがいかがですか。
（答）市の許可なくしてできない。公社の自主性を考えていく。
�� 管理者を指定する際、一般の施設であれば３年〜５年の期限が議会で
決められる。期限が切れれば、そのたびに公募が行われ、指定が継続される保障はありません。管理者は、経営不安、労働者は、不安定で劣悪な条件で働かされ、雇用不安も広がります。住民サービスの低下も考えられ、倒産や撤退による施設閉鎖もありえます。どのように対応するか。
（答）官民のリスク分担で整理していく。
３． 総合計画と都市計画 （最初の質問です）
桑名市総合計画は合併協議会が策定した新市建設計画を基本に地域審議会、市民の声、ふるさとづくり委員会、議員懇談会の意見を聞きながら策定本部で検討し議会の議決をえることになっています。
�〃�名市総合計画の策定方法について
総合計画を策定する上で地域審議会、市民の声、ふるさとづくり委員会、議員懇談会の位置づけはどうなっていますか。地域審議会の公募委員はどうなっていますか。議員懇談会とはどの様なものか。
（答）広く意見を聞くためのもの。公募委員は新市計画策定時の方をそのまま。（これは、平成１６年第２回臨時議会での当時の市長公室長の約束に違反）議員懇談会はきめこまかな意見を聞くため節目節目に開催する。
��都市計画マスタープランについて
市民の声をどのように聞いていくのか。都市計画図（色塗り）を市民にどう説明し理解・納得してもらっていくのか。「緑の基本計画」は開発推進の都市計画課が行うが、本当に緑は守れるのか。市の基本方針は「市街化区域は開発をし、調整区域は抑制する」であるが、今必要なのは市街化区域内の残された緑を守ることではないか。
（答）早い時期にいろんな方法でシンポジュームも含め広く市民の意見を聞いていく。都市計画図は将来的にはホームページで気楽にみられ、解説できるようにしていく。学校教育にも検討。緑の基本計画は、総合的都市緑化の推進を図り、市民と共に緑の創出に努める。
�７�名駅周辺について
駅西土地区画整理事業の予算はどこから捻出するのか。もう一度元に戻り、予算を検討し「都市計画道路（蛎塚益生線）の変更」をするのが必要ではないか。
（答）１８メートルの都市計画道路の変更は考えていない。
写真
開発で緑が無くなっていく、駅西の「山の辺の緑」 東方寺屋敷、愛宕山城跡
住民の声 「駅西土地区画整理事業の件で困っています。減歩です。狭い土地の人は自分の土地を買い取る方法はおかしいです。一人に一台という自動車の時代なのに敷地内に駐車場がありません。借りた場合、自宅よりはなれ幅の広い道をわたり公園を通って自宅に戻る場合、夜道はとても物騒な時代です。」道路が広くなると自動車はスピードを出し事故が多くなります。今は道路が狭いから事故が少ないのです。年金生活者です。消費税、固定資産税、国民健康保険税、介護保険料等どんどん高くなります。これでは老後が心配です。」
駅東地区は桑名の顔であり、新しい都市デザインを市民に提示し大議論を巻き起こすべきです。
（答）進捗状況に応じて、市民に示しながら進めていく。
�し粉冕ヾ慙∋�項と景観条例の策定について
（答）景観基本計画を策定し、平成１８年度には景観形成団体の認定を受けたい。
�コ�発関係
多度山に再びギフチョウが舞うようになることを提案します。
多度地区の土砂の採掘はどうなっているのですか。周りが破壊されていては多度山は守れません。小山土地区画整理事業、力尾の開発企業誘致は。
（答）ギフチョウがいなくなったのは無秩序な開発のため。自然環境に配慮した開発であれば、やがてギフチョウは戻ってくる。
総合運動公園の考え方 全市的な運動公園の計画が必要かと思います。
（答）多度との関連で事業を見直し、本年中に基本的な考えを示す。
６９行動について（夏は特に平和を考え行動する季節）
６９行動は、８月６日に広島、９日に長崎に原爆が投下されたのにちなんで、毎月、６と９のつく日に核兵器廃絶を訴える宣伝活動を行ないます。この行動は全国各地で行われています。 桑名市でも桑名駅前で７月１９日から２６日、２９日、８月６日に夕方６時より３０分ほど訴えます。
是非、署名活動、カンパ活動にご協力お願いします。