【05.05.21】行政視察報告(5月18日―20日)

18日  広島県大竹市 自転車駐車場施設整備・運営事業

広島県の西部の臨海工業都市、山口県岩国市と接する。県都広島市へは電車で約40分の距離、住宅地が多く自転車の利用者が多い。JR大竹駅前の市有地に無料の平面駐車場を提供していたが、盗難・放置・不法投棄が多く、安全性・防犯上の面からPFIによる有料駐輪場「サイクルパーク大竹」(規模1200台)(写真1)をつくる。アンケートでは、有料でも7割の人が利用。同時に放置防止条例を作成する。少し離れたところに若干の無料駐輪場はある。料金は民間の業者より安くすることは避けて月1700円と高い。市の財政負担は15年間なし。駅周辺に放置された自転車はなく整然としていた。

19日  広島県東広島市 西条駅前土地区画整備事業

広島市から東へ40分弱、西条を中心とした学園都市で合併により広大な市になっている。オレンジ色の茶の瓦に家の上にはシャチホコの乗った立派な家が多い。駅前の整備と、西条駅と広島大学を結ぶシンボルロード(ブールバール)の完成で事業終了は近い。全国研究集会で報告されたKさん宅(写真2)を訪問したが不在であった。(曳き家工事後は住んでいないそうだ)たしかに未だ駅前はくちゃくちゃだが、しばらくすると整然とされるとの事。その前の住民の皆さんの話が聞きたかった。(視察が遅すぎた)土地の買い上げはなし。

原爆ドームを見学、(写真3)初めてドームを一周し正面より見ました。

20日  兵庫県西宮市 西宮北口駅北東地区再開発事業

西宮市は大阪と神戸の中間にあるが、JR・阪急・阪神の鉄道3線が平行して東西を走っており、中心が何所なのかわからない。大阪・神戸に通勤・通学する人も多く文教住宅都市として発展してきている。西宮北口駅周辺では10近くの各種の事業が行なわれており(写真4は土地区画整理地区)、完成したものもあるが西宮球場の跡地のように民間の開発も始まってきている。今回は完成したACTA西宮(写真5)を視察した。総事業費720億円、権利者600人弱、面積3.3ha、施行都市基盤整備公団、震災復興・第二種市街地再開発事業。震災の前から計画があったが借家・借地が多く難航していた。震災後に加速した。職員の方から震災前と直後の街の写真(写真6)を頂いたが住民のふれあいを感じる暖かさがあるようだ。地べたから集合住宅の上のほうに追いやられた人の気持ちはどんなものなのか。3割くらいしか残られなかったそうです。                      写真は省略です。

このページの先頭に戻る