【05.04.04】星野公平ニュースNo.30発行     

議会報告と最近の運動

星野公平ニュース
No.30     2005年 4月 7日
発行 星野公平 (日本共産党桑名市議会議員団)
住所 桑名市立花町1−14−7 電話 22−2975

3月議会(予算議会)の報告
私は、この桑名市で「安心できる教育・安心できる医療・安心できる老後」の実現をめざしております。今議会重要なテーマである学校二学期制等の教育問題・国民健康保険税の値上げ等の医療の問題については他の日本共産党の議員が質問しましので、上程された議案の中で新市を創っていく上で重要な「平成17年度一般会計予算」中、桑名駅周辺事業についてと、「新しい条例制定」中、指定管理者制度の問題、桑名駅前複合公共施設の問題、中高層建築物等の紛争の予防に関する問題について質疑をしました。

大型公共事業の無駄を指摘  9億円の有料駐輪場の建設は中止を
桑名駅周辺事業には、新市の窓口としての都市計画にのっとった桑名のデザインがありません。駅周辺の全体像を作り出してから、建物は考えていくべきではないか。1、パルビル跡地のマンション棟には6億円、駐車場棟には22億円の税金が投入されます。2、市民の望まない有料駐輪場の建設は中止すべきです。3、桑名駅西土地区画整理事業については、減歩や移転を地区の住民は今も望んでいません。下水道や生活道路の整備など必要最小限でいいのではないか。総額278億円という予算の見通しはたっていません。
こんな無駄遣いを止めれば、国民健康保険税の値上げはしなくてもす
み、旧桑名市内で実現されようとしている中学校給食の自校方式が可能なのではないか。

世界の動きがわかる「しんぶん赤旗」をお読みください
日刊紙 月2900円  日曜版 月800円
桑名市議団のHPは  http://www.jcp-mie.jp/kuwana/
ご意見をお寄せください FAXは22−3028

指定管理者制度の導入は慎重に  
指定管理者制度は、小泉首相の言う「民間に出来ることは民間へ」の考えにあります。経費削減とサービスの向上を民間に求めれば、働くものにしわ寄せがきて、低賃金とサービスの低下につながる可能性は否定できません。国の方針にも、直営への選択があります。充分な検討が必要です。「選定委員会」の内容も曖昧な情況です。

桑名駅前複合公共施設条例の制定  桑名駅前再々開発は成功するか
この条例は主に駐車棟の1、2階施設の貸し出し規定を決めようとするものです。桑名市は1階の核店舗1つ、2階の7店舗を貸し出し予定しています。近隣の市の例を見ても、駅周辺は大店舗の郊外化で寂れてきています。桑名市で管理運営ができるのか。すべきではない。

中高層建築物等の建築及び築造に係る紛争の予防に関する条例の制定
今まで係の内規であったものをやっと条例化しようとするものですが、条例の作成は住民の悩みに答えるものでなければなりません。この内容の条例で建築主と地域住民の紛争が未然に防げるでしょうか。紛争が起こって場合、斡旋・調停をどうするか。近隣者への説明の内容が規則で定めるとなっており明確でありません。全くの骨抜きの条例です。

最近の「しんぶん赤旗」の「読者の広場」に、桑名市在住の方から投書が寄せられ、掲載されましたので紹介します。
1、小、中学校の二学期制導入 蓮見桃花
2、戦争の放棄は進んだ社会だ 津本順一


「まちづくりと大型店問題シンポ&運動交流会」
3月30日に東京で行なわれ参加してきました。
最初に4人のパネリストから次のような報告がありました。
1、 福島県内での大型店の出店に反対する取り組み
2、 大型店の撤退が問題化され、法的手続きの必要性を指摘
3、 地元商店街の繁栄は、住んでる街が好き、商店街が好きで一致団結
4、 大型店の出店・撤退には構造改革、不良債権処理、外資参入の政治的背景がある
その他、北海道での超大型店の進出や京都での大企業者に規制をかける「小売商業調整特別措置法」の活用など全国から多くの報告がありました。私は、この大型店問題も今取り組んでいるマンション問題も住民運動としては同じと捉え大変参考になりました。

市営駐輪場を利用のみなさんへの呼びかけ
来年、市営の有料駐輪場が完成すると無料で駐輪できなくなります
桑名市は、駅の北側に3階建ての市営駐輪場を血税9億円もかけて作ることを3月の議会で最終決定しました。今みなさんは無料で自転車・バイクをとめていますが、今後はお金を払って市営の有料駐輪場にとめるか、バスまたは徒歩で駅まで来なくてはならなくなります。何故なら駅の東側には無料で駐輪する場所が無くなり、もし歩道等に放置しますと桑名市の条例によって撤去されてしまいます。そして返してもらうためにはお金が必要です。
こんな市民を馬鹿にしたことはありません。税金で作った駐輪場なら納税者に対して無料にするとか、払えない人のためには無料でもとめられる所を確保すべきです。これは桑名市にも鉄道事業者(JR東海、近鉄、三岐鉄道)にも責任があります。我慢するのではなく、はっきりと行政にものを言っていこうではありませんか。

狭い道を大きな車が通ることは「車両制限令」で禁止されています
写真を見てください。駅前の畷町に大京観光が高層マンションを建てようと大型の生コン車を1日に何十台も入れました。一般車の通行ができないばかりか、歩行者もすれ違えません。本来なら桑名市は大型の生コン車の進入を止めさせるよう指導しなければなりません。
写真

車両制限令とは
狭い幅の道においては、道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止する観点から、通行できる車両の幅が制限される。市街地で両方通行の道では車道(車道と歩道の区別の無い道では、道路幅から0.5メートルずつ、総計1メートル引いたもの)の幅員から0.5メートルを引いて、それをニで割った数を超える幅の車は通れない。
例えば5メートルの道幅の道路とすると、
{5m−(0.5mX2)−0.5m}/2 =1.75m幅以下の車が合法




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